個人事業主の青色申告を極めよう!
ひとりサロンを開業するなら!個人事業主として青色申告で確定申告できるようにしましょう!
確定申告!?ヨクワカラナイ!不安不安ふあん。
全部ひとりでやろうとするとけっこう大変でした…。でも税控除もあるし、経営するなら抑えておかないといけないのが税金関係です。でも心配いりません!確定申告なんてしたことがなかった私も不安ありましたが、できましたよ!
ひとりサロン経営をしていると、どんどんひとりサロン経営者(ネイルサロンやマツエクサロン、整体院、赤ちゃんフォトスタジオなど)とつながり、自分のサロンだけでなく、友人たちのサロンの経験も紹介していきます!
この記事では、青色申告の基本から申請方法、スムーズな帳簿について役立つツールを紹介します。
事業円滑のためには青色申告を
青色申告の基本
ひとりサロンにとっての青色申告のメリット
ひとりサロンの開業には、事業を円滑に運営するために税務面での対策が欠かせません。
その中でも青色申告は、税負担を軽減し、経理面を整理するための強力な手段です。青色申告を選ぶことで、最大65万円の控除が受けられるなど、節税効果が期待できます。
青色申告とは?白色申告との違い
青色申告とは、税務署に事前に申請することで、所得税に関してさまざまな税制優遇を受けられる申告方法です。
最大65万円の青色申告特別控除や、経費計上の幅が広がるなど、税金の負担を軽減できます。
一方、白色申告は申請不要で、比較的簡易な申告方法ですが、控除額が少なく、経費計上の制限もあります。
青色申告は記帳義務が厳しく、複式簿記が必要ですが、その分控除額が大きく、税金面でのメリットが大きいため、特に事業をしている個人には非常に有利になります!
青色申告の申請手続き
青色申告を利用するためには、事業開始後、最初の3ヶ月以内に「青色申告承認申請書」を税務署に提出する必要があります。(開業届も税務署に提出するので、できれば一緒に出しましょう!)
提出期限は開業日から3月15日までですが、期限を過ぎても翌年から青色申告が適用可能です。
申請書には、事業内容や帳簿の管理方法について記入が求められるので、準備は早めに行いましょう。
青色申告の記帳義務
青色申告では、取引を日々記帳し、帳簿を保管する義務があります。帳簿は、現金出納帳や売掛帳、仕入帳などが基本です。
サロンの場合、お客様からの施術料や技術提供で使う材料費を正確に記録することが求められます。
青色申告では「複式簿記」と呼ばれる形式で記帳するのが基本で、会計ソフトを使うと非常に効率的です。
青色申告特別控除
青色申告特別控除は、最大65万円まで所得から控除できる優遇措置です。
これを受けるためには、複式簿記で帳簿を正確に記録し、適切に申告することが必要です。記帳が簡単な簡易簿記の場合は55万円の控除となります。
税金の負担が軽減されるので、最大の軽減を受けるために複式で確定申告しましょう!
青色申告の確定申告と提出方法
青色申告の確定申告は毎年1月1日から12月31日までの収入と支出に基づいて行います。
申告書は翌年の3月15日までに税務署に提出します。
申告方法は手書きなどした書類を直接税務署に提出か、電子申告(e-Tax)を利用することができます。e-Taxでは、オンラインで申告書を提出でき、控除を受ける際にも便利です。
電子申告(e-Tax)は、インターネットを通じて確定申告を行う方法で、申告書をオンラインで提出できるため、税務署に足を運ぶ手間が省けます。最大のメリットは、提出期限ギリギリでも申告が可能で、控除を受ける際にも便利です。また、申告内容に誤りがあれば自動でエラーチェックが行われ、ミスを減らせます。しかし、e-Taxを利用するには、マイナンバーカードや税務署から交付された「ID・パスワード」が必要です。
お近くの税務署で早めに登録や設定を行って事前準備しておきましょう!
e-Taxを利用する場合のメリット
- 控除額の増額
e-Taxを利用すると、青色申告特別控除が65万円に増額されます(複式簿記の場合) - 申告期限の延長
通常の申告期限は3月15日ですが、e-Taxを使うと、期限が最長で5月15日に延長されます。これにより、申告準備の時間が増えるため、余裕を持って申告ができます。
直接税務署に提出する場合
e-Taxを利用しない場合でも、青色申告特別控除は65万円(複式簿記の場合)となりますが、控除額はそのままでも、申告期限が延長されることはありません。3月15日が近づくと申請に訪れる人が増え、時間がかかることがありますのでお気をつけください。
青色申告をスムーズに行うためのツールとサービス
青色申告を効率的に行うためには、会計ソフトを使うことをお勧めします。
ひとりで経営するぐらいの規模だと、全然自分でできます!でも会計ソフトは使っていた方がいいですよ!
複式簿記の管理が自動化されますし、記帳ミスを防げます。
通帳と連動させれば入出金の管理も簡単になります。
また、税理士などの専門家のサポートが受けられるものもあるので、申告書作成や経費計上に関するアドバイスを簡単に受けることができます。
家計簿感覚なのは「マネーフォワード」
継続して使っていたのは「やよいの青色申告オンライン」
税務面の不安がある場合は税理士を紹介してくれるので不安を解消し、スムーズに申告を進められます。税理士さんを探す手間も省けます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
青色申告を始めることで、ひとりサロンの経営が税務面で大きく有利になります。
最大65万円の控除や経費計上の自由度を活用し、税金の負担を軽減できます。
青色申告の申請手続き、記帳、控除の活用方法などをしっかり理解し、確定申告の準備を早めに行いましょう!